3LDKを2LDK+WICに:370万円でライフスタイルに合わせたフルリノベーション~費用抑制のポイントも教えます!~

しのっぴ大家は所有するファミリー向け物件の1部屋をフルリノベーションして住んでいました。

その際に気を付けたことが「ライフスタイルにあったリノベーション」です。

リノベーション費用は決して安いものではないですし、リノベーションするなら生活しやすい部屋にしようと思ったからです。

あとになって「こうすれば良かった」と後悔しても元通りにならないのがリノベの怖さでもあるので、どのような部屋にするのか?を明確にイメージして、施工してもらいました。

また、リノベーションでは「予算」も大切です。

結婚式と同じで、業者に言われるがままにあれもこれもとやっていくと予算オーバーに…。

やりたい事と譲れる点をはっきりさせ、コストアップしないようにすることもリノベのポイントです。

今回はしのっぴ大家が行ったリノベーションの詳細と費用を抑えるポイントを紹介していきます!

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リノベーションの進め方

リノベーションの進め方は色々あると思いますが、しのっぴ大家は以下のようにしました。

1)既存の部屋の状況確認

2)リノベーションでやりたい事の明確化

3)概算の相見積りを取得して業者の絞り込み

4)詳細を詰めて施工

リフォームやリノベーションをやれば分かりますが、業者さんによって得意・不得意があります。

当然、それによって金額も大きく変わります。

なので相見積りを取得し、価格と内容に納得できた業者を選ぶことにしました。

(これだけでも大幅に費用が変わるので、やる価値は「大」です☆)

既存の部屋の状況確認

今回リノベーションしたのは3LDKで約64mの部屋です。

築25年程度で、年相応の年季の入ったお部屋です。

実際の部屋の状況を図面を以下に示します。

既存の部屋の図面と状態を説明している写真

水回り関係は賃貸物件にありがちな設備で、古さ感は否めません。

また、LDKと和室が仕切られているため、LDKが窮屈に感じます。

そして、床がダークブラウンのために部屋全外が暗い印象を受けます。

この部屋をこれからリノベーションしていきます。

※リノベーション後をすぐに見たい方はこちらをクリック

リノベーションでやりたい事

次に、日々の生活をイメージしてリノベーションでやりたい事を具体的にリストアップしました。

具体的には以下の通りです。

・子どもが小さかったので、キッチンに入ってこれないように対面キッチンにする

・子どもが簡単に昼寝できるように和室は残す

・少しでも広いリビングにする

・子どもと一緒にお風呂に入れるように大きなお風呂にする

・お風呂の隣に洗濯機置き場を作る

・玄関を広く、明るくする

・子どもの服も増えていくので、真ん中の洋室をWICに変更

やりたい事をリストアップすると主語に「子ども」が多く、子ども中心の生活であると実感します(笑)。

費用を考えると既存の構造物を可能な限り残した方が安くなりますが、玄関脇の洋室以外は手を加えることになりそうです。

このような希望を複数の業者さんに伝え、概略の見積りをもらうことにしました

費用抑制のポイント:相見積り取得

業者さんに概略見積りを依頼すると現地確認しながら打ち合わせをしたいと大抵の場合は言われます。

ここでリノベーションでやりたい事をどのように実現するのか?が決まります。

業者さんによって提案される内容とやり方が異なるので、しのっぴ大家としてはとても面白いです。

そして、「キッチンやユニットバスはどこのメーカーにしますか?」と確実に聞かれます。

キッチンを安くリフォームする方法でも紹介しましたが、業者さんによってメーカーからの仕入れ価格が異なります。

なので、メーカーを指定するのではなく、どのメーカーが一番安くなるのか?を聞くことが費用を抑えるポイントの一つです。

また、トイレや洗面台等は施主支給した方が安いので、施主支給したい旨を事前に伝えておきます。

施主支給もコストダウンに必須のポイントなので、詳しくはこちらの記事を参照してください。

複数の業者さんに対応すると結構メンドクサイですが、出てくる見積には大きさ差があります。

しのっぴ大家は3社から見積りを取りましたが、350万円~550万円とかなりの幅がありました

賃貸物件のリフォームをお願いしている業者さんは周りと比べても安いのですが、それでも大きな差がありました。

350万円を提示した業者さんの施工内容は納得できるモノだったので、安さだけでなく内容も加味してこの業者さんに決定しました。

・リノベーション費用を抑えるためには、複数社からの相見積りは必須です

・複数社に競わせることによって初めて安い見積りが出てきます

・相見積り取得が難しい場合は見積り取得サイトを利用しましょう!

詳細を詰めて施工!

最後はキッチンやユニットバスのオプション等の詳細を決めます。

また、建具は既存品を使用すると費用を抑制できます。

これらが決まるといよいよ施工です!

リノベーション前後の図面を次に示します。

リノベーション前後の図面の写真

一番の大きな変更点はLDKです。

真ん中の洋室を3畳のWICに変更して壁を下げ、対面キッチンを入れるスペースを作りました。

また、無駄に長い廊下を削り、LDKを大きくしています。

以下、詳細を説明していきます。

LDKと和室

LDKと和室の仕切りは3枚引き戸にし、押入からも引き戸を伸ばしL字で組み合うようにしています。

普段は引き戸を開けてLDKと和室を一体で使い、部屋として使いたい時は引き戸を閉じます(以下の写真参照)。

LDKの写真
引き戸を開けた時のLDK+和室の写真
引き戸を閉じた時のリビングの写真
引き戸を閉じた時の写真

対面キッチンの造作壁には収納を作り、「収納のための場所」が不要となるように工夫しました。

造作壁は意外と厚みがあるので、単なる壁とするよりもスペースを有効利用できます。

和室から見たリビングの写真
和室から見たリビング

ユニットバス:1216サイズから1616サイズに変更

今回のリノベーションの大きなポイントの1つに水回りの大幅変更があります。

もともと洗濯機置き場が室内になく、お風呂も1216サイズの小さなものでした。

この場所に洗濯機置き場を作り、1616サイズ(1坪タイプ)の大きなお風呂を入れ込みます。

業者さんはかなり苦労されたようですが、見事に!?1616サイズの大きなお風呂が入りました。

1616サイズであれば、子どもをお風呂に入れても窮屈ではありません!

ちなみに、水回りはすべてパナソニックで統一してあります。

入口から見たユニットバスの写真
ユニットバス全体の写真

洗濯機置き場を作る方法はこちらの記事、大きなお風呂にリフォームするやり方についてはこちらの記事に詳細を記しているので、良ければ参照してください。

洗面台

しのっぴ大家はトイレ・洗面台などを楽天で購入し、施主支給して取り付けてもらいました。

キッチンやユニットバスは業者さんに頼んだ方が圧倒的に安いのですが、トイレや洗面台は施主支給した方が安くなります。

楽天は楽天カードを有しているとポイント還元も多いのでしのっぴ大家はいつも楽天で購入しています。

洗面台のBeforeーAfterを紹介します。

Beforeはだいぶお疲れの洗面台ですが、入れ替えてすっきりしました(次の2枚目の写真)。

洗面台はパナソニックのシーラインで、パノラマスライドにスリムLED三面鏡という組み合わせです。

既存の洗面台の写真
Before
リフォームして入れ替えた洗面台の写真
After

WIC

次はWICです。

ここはもともと4.5畳の洋室だったものを3畳のWICに変更しています。

壁にハンガーをかける丸パイプを渡し、その上に収納の棚を付けてあります。

そして、扉には可動式の折れ戸(既製品)を付けてWICの完成です!

また、反対側の壁にはメタルラックがおける十分なスペースがあるため、収納力としては抜群です。

折れ戸を閉じたWICの写真
折れ戸を閉じたWICの写真
折れ戸を開けたWICの写真
折れ戸を開けたWICの写真

キッチン

キッチンは壁付けから対面キッチンに変更しています。

スペースの関係上、横幅を十分に取れなかったのですが食洗器も入れることができました。

キッチンもパナソニックで、コンロはリンナイのガラストップ3口コンロです。

ちなみにキッチンの割引率が非常に高かったため、フード型の換気扇とスリム換気扇(写真にあるもの)の実質的な価格差はさほどありませんでした。

このため、迷うことなくスリム換気扇に決定です!

入れ替えたキッチンの写真

玄関

次は玄関です。

玄関は収納の奥行を削り、玄関スペースを広く取りました。

また、玄関はどうしても暗くなりがちなので、隣の洋室との壁に明かり取り窓を付けました。

子どもがガラスを割ると危険なので、少し小さな明り取りにしたのですが、これが失敗!

明り取り窓が小さいため、期待通り「明るく」とはなりませんでした…(笑)。

この失敗を基に、賃貸物件の部屋には摺りガラス風のアクリル板を使い、安全性と明り取りを両立した窓を作ることに成功しています。

この詳細はこちらの記事を参照してください。

リノベーションした玄関の写真

更なるコストダウンに向けて

今回のリノベーションでは床もすべて張り替えました。

既存のフローリング材を使用しましたが、フローリングは傷つくとどうにもならないんですよね…。

一部だけ変えることもできず、傷ついたままです。

また、仕上がりは良いのですが、張り替え費用が高いのもネックです。

そこでお勧めなのがパナソニックのusui-taです。

賃貸物件のリフォームに好んで使用していますが、フローリングに匹敵する仕上がりの良さに加え、耐久性もあります。

さらに、傷んだところは部分補修可能なので、非常に使い勝手が良い床材です。

費用もフローリング張り替えよりもずっと安く、DIYで張ることもできるのでお勧めです。

usui-taについてはこちらの記事で詳細に説明しているので、参照してください。

リノベーション費用は?

最後は気になるリノベーション費用です。

費用は総額で370万円!

一応、領収書の写真を証拠として載せておきます。

リノベーションの領収書の写真

約64mの部屋をほぼフルリノベーションしましたが、複数社から相見積りを取得したり、施主支給するなどして費用圧縮を頑張りました。

その結果、370万円とかなり安く?仕上げることができました。

まとめ

リノベーションには色々なやり方があると思いますが、重要なことは「ライフスタイルに合わせたリノベーション」だと思います。

せっかくお金をかけてリノベーションするのであれば、気持ち良く生活できるようにしたいですよね。

次に費用の抑制には相見積り取得は必須です!

どうしたら良いか分からない場合には、見積り一括取得サイトを使用しましょう。

簡単に複数社から見積りを取ることができます。

また、施主支給も押さえておきたいポイントです。

施主支給はコストダウンにつながるだけでなく、楽天を使えばポイント還元もされるので、非常にお得です。

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