【実例紹介】DIYで簡単・綺麗にウスイータを貼る方法

既存の床材の上に重ね張りでき、フローリングと遜色なく仕上がる「ウスイータ」。

基本は両面テープで貼るだけなので、DIYでもリフォーム出来ます。

でも、、、

悩む人
悩む人

DIYって具体的にどうやったら良いの?

DIYでどうやったら綺麗に仕上げることができるの?

という悩みや心配はありますよね。

DIYの目的はコストをかけずにリフォームすることですが、DIYで仕上がりが「ショボっ!」では元も子もありません。

この記事では、DIYで簡単・綺麗にウスイータを貼る方法を解説します!

<この記事で分かること>

・ウスイータの特徴とDIYで貼る際の注意点について

・ウスイータの基本的な貼り方について

・ウスイータを簡単&綺麗に仕上げるコツについて

 -巾木周りを綺麗に仕上げる方法

 -ドア枠周りを綺麗に仕上げる方法

・ウスイータを安く入手する方法について 

この記事を読めばウスイータの貼り方が分かり、DIYでも失敗せずに綺麗に仕上げることができるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

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ウスイータの特徴とDIYで貼る際の注意点について

ウスイータの特徴は厚みがわずか1.5mmという点です。このため、既存のドアに干渉することがありません(下写真参照)。

これはウスイータの最大のメリットで、厚みがある他の床材ではドアが干渉してしまいDIYでの上張りは難しくなってしまします。

ウスイータが既存のドアに干渉していないことを示す写真

このメリットの半面、下地の平滑性は重要なポイントになります。

ウスイータは薄いため、下地に凸凹があるときちんと貼れなかったり、最悪の場合、ウスイータが割れてしまう可能性もあります。

また、マンションなどの「フワフワしたフローリング」には上張りできないので、要注意です。

ウスイータの基本的な貼り方について

ウスイータの特徴と注意点を理解した上で、ここからは実際にウスイータを貼る作業について解説していきます。

まずは作業の流れです。この順に作業をすれば大きな失敗はありません!

  • 下地(既存床)の状態確認と下処理
  • 割付け
  • 墨出し
  • 両面テープ貼り
  • ウスイータの貼り付け

以下、具体的な作業のやり方とポイントについて説明します。

下地(既存床)の状態確認と下処理

先ほど述べた通り、ウスイータは薄いために下地の影響を受けやすいです。

このため、凹んでいるところがあればパテ埋めして、硬化後にサンドペーパーをかけておきます。

逆にドアの敷居などの凸になっているところはオービタルサンダー(電動ヤスリ)等を使って削って平滑にしておきましょう。

ウスイータの厚みは1.5mmなので、下地の凹凸は「ほぼ平ら」になるまで処理しましょう。

割付けについて

下地処理が終わったら、清掃をして割付けと墨出しを行います。

悩む人
悩む人

割付けってなんのこと?

割付けとはウスイータをどのように貼るのか?を決める作業です。ウスイータを貼るための設計図というイメージです。

ウスイータの幅(151.5mm)と長さ(909mm)を考えて、割付けていきます。部屋にウスイータを何枚かおいて、割付けをすると具体的なイメージがつかみやすいです。

下図に割付けの悪い例と良い例を示しますが、隅の幅がほぼ同じ方が綺麗な仕上がりとなります。

ウスイータの割付けの良い例と悪い例を示した図
しのっぴ大家
しのっぴ大家

ウスイータは、上図のように部屋の長手に沿って貼った方が部屋が広く見えるのでお勧めです。

墨出しについて

割付けが決まったら、ウスイータを貼る床に基準となる線を引いていきます。この作業のことを「墨出し」と言います。

この線に沿ってウスイータを貼っていくので重要な線となります。

しのっぴ大家
しのっぴ大家

メジャーと定規を使って線を描いても良いのですが、正直、メンドクサイです。

墨つぼを使うと簡単に直線を引くことができます!

墨つぼは糸をピンと張り、パチンとはじくだけで直線がひけるという優れもの。価格も高くないですし、効率よく作業ができるのでお勧めです。

墨つぼの具体的な使い方はこちらの動画が分かりやすいので参照して下さい。

両面テープ貼りについて

次は、専用の両面テープを貼っていきます。

最初に部屋の壁際に、続いて墨出しした線の上に両面テープを貼っていきます。

また、長手だけでなく短手の継ぎ目の位置にも約10cmのテープを貼ります。両面テープを貼り終えたイメージ写真を下に示します。

ウスイータ専用の両面テープを貼った床の写真

ウスイータの貼り付けについて

両面テープを貼り終えたら、次はウスイータを貼りつけていきます。

床材の貼り方には色々な種類があり、代表的な貼り方としてはレンガ貼り、1尺ずらし貼り、乱尺貼りがあります(下図参照)。

レンガ貼りはウスイータを半分ずらして貼り、1尺ずらしは1尺=30cmずらして貼る方法です(ウスイータは90cmなので、1/3ずらして貼ります)。

ウスイータの貼り方を示した図
しのっぴ大家
しのっぴ大家

自宅には仕上がりが綺麗で、廃棄する端材の量が少ない1尺ずらし貼りがお勧めです。

しのっぴ大家は賃貸向けにはコスト重視で乱尺貼りをしています。

ウスイータの貼り順

ウスイータの貼り順ですが、最初は下図①から貼り始めます。そして、②、③が貼り終わったら、壁際の列(④~⑦)を貼ります。その後は3列目、4列目と貼っていきます。

2列目から貼っていく理由は、壁際の1列目は幅をカットする必要があるためです。2列目があった方が1列目をカットしやすいので、2列目→1列目→3列目という順で貼っていきます。

ウスイータの貼り順を示した図

ウスイータを貼る際には「さね」を合わせる

ウスイータは厚さがたったの1.5mmですが、「さね」があります。

「さね」は凹凸のことで、さねを合わせることでピッタリとウスイータを貼ることができます。

また、ウスイータを貼る際に若干のズレが生じても、さねがあるおかげで下地が見えることはなく、非常に綺麗な仕上がりとなります。

ウスイータのさねを説明した図
しのっぴ大家
しのっぴ大家

「さね」を合わせながらウスイータを貼れば、まず失敗はありません!

壁際のウスイータの切断方法

次に、下図のような壁際のウスイータの切断方法について解説します。

壁際をカットする方法を示した図

オーソドックスなのは壁からの長さを測り、ウスイータをカットするやり方です。しかし、このやり方だと正直、手間がかかりメンドクサイです。

そこでお勧めは下記のやり方です。ともて簡単で、長さがピタリと揃うので仕上がりも綺麗です。

まず、①カットするウスイータをすでに貼ったウスイータにピッタリと重ねます。

②ガイド用のウスイータを壁に突き当て、③ガイドの端に合わせて重ねたウスイータをカット。

最後は、④切断したウスイータを貼るだけです。

壁際のウスイータをカットする手順を具体的に説明した図

ウスイータの切断は、カッターでできます。上手の③の位置にカッターを何度か当てて、パキッと折るだけで簡単に切断することができます(下写真参照)。

カットした面は荒れているので、気になるようであればサンドペーパーをかけましょう。

ウスイータをカッターで切断するところの写真

ウスイータを簡単&綺麗に仕上げるコツについて

これまでウスイータの基本的な貼り方を説明してきましたが、ここからは簡単&綺麗に仕上げるコツを説明していきます。

ウスイータは「さね」があるため、板と板の貼り合わせはとても綺麗にできます。しかし、全体的な仕上がりは「細部の出来」に大きく依存します。

例えば、巾木との間に隙間があったり、ドア枠の凸部の切り欠きに失敗してちぐはぐな仕上がりでは、とても「綺麗にできた!」とは言い難いですよね。

一方、ここを綺麗に仕上げようとすると、もの凄い時間と手間がかかります…。

巾木周りとドア枠周りの問題点を示した写真
悩む人
悩む人

DIYだから難しいことは出来ない。

でも、綺麗に仕上げたいんだけど…

ここからは、このような悩みを解決していきます。

ウスイータの特徴を活かせば驚くほど簡単に解決するので、是非、参考にしてください!!

巾木周りを綺麗に仕上げる方法

最初は巾木周りを綺麗に仕上げる方法から説明していきます。

ウスイータをDIYで貼る場合、大抵のケースでは巾木は「そのまま」だと思います。これではウスイータと巾木の間に微妙な隙間ができることが多く、仕上がりとしてイマイチです。

そこでお勧めは、ノコギリで巾木の下部をカットし、空いたスペースにウスイータを入れ込むやり方です。

巾木のカット方法を示した図

ウスイータの厚みが1.5mmなので、厚刃のノコギリを使い床に沿わせてノコギリを入れれば巾木がちょうど良い具合にカットできます。

このようにすれば既存の巾木を活かしたまま、綺麗にウスイータ貼りを仕上げることができます。

しのっぴ大家
しのっぴ大家

巾木を切っても良いの?と思うかも知れませんが、大丈夫です。

このやり方で施工して7年以上経ちますが、問題が生じたことはありません。

ドア枠周りを綺麗に仕上げる方法

次はドア枠周りです。

ドア枠は戸当たりがあったり、ドア枠が少し出っ張っていたりして、ウスイータを綺麗にカットして貼るには苦労するポイントです。

その理由は、ウスイータが硬いからです。

ウスイータを出っ張りの形に合わせて切断しようとしても、硬くてなかなか綺麗に切断できません。このため、ここを綺麗に仕上げようとするとかなりの時間がかかります。

そこでお勧めは、巾木と同じく出っ張りの下部をカットし、空いたスペースにウスイータを入れ込む方法です。

巾木と共にカットしてしまえば、下写真のように綺麗に仕上げることができます。

ウスイータ貼りを簡単&綺麗に仕上げたことを示した写真
しのっぴ大家
しのっぴ大家

ドア枠は躯体を支えていないので、一部を少しカットしても何の問題もありません。

ウスイータを安く入手する方法について

最後に、ウスイータを安く入手する方法について説明します。

ズバリ、お勧めは楽天かAmazonです。

リフォーム業者さんにも価格を確認していますが、楽天やAmazonの方が断然安かったです。

安くて使用する場所に届けてくれるので、迷う必要はありません!

ちなみに、しのっぴ大家の一押しは楽天です。

しのっぴ大家
しのっぴ大家

楽天は楽天カード決済で3%、楽天プレミアムカード決済で5%のポイントが付与されます。

楽天カードは年会費無料で、今なら8000ポイントもらえるので非常にお得です☆

また、楽天は数多くのキャンペーンを頻繁にやっていて、ポイントが10%以上付くことも珍しくありません(下の写真はウスイータを購入した時にポイントが11%付いた時のものです)。

ネット上の最安値で購入できる上に、ポイントが数%以上ついてくるのでとても大きなメリットです。

ウスイータを楽天で注文し、ポイントが付いた画面を示した写真

まとめ

この記事ではウスイータの貼り方について、以下のポイントを説明してきました。

  • ウスイータの特徴とDIYで貼る際の注意点について
  • ウスイータの基本的な貼り方について
  • ウスイータを簡単&綺麗に仕上げるコツについて
  • ウスイータを安く入手する方法について

DIYで床材を綺麗に貼るのは難しいのでは?と感じる人も多いと思いますが、この記事を参考にしてもらえれば綺麗に仕上げることができます。

ウスイータは合板フローリング同等の仕上がりで耐久性も高いので(詳細はこちらの記事参照)、是非、DIYでリフォームしてみてください!!

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