施主支給を上手く使って安くリフォーム:施主支給すべきものとリスク回避策について

リフォームを検討する際、「施主支給」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

施主支給とは、施主が建材や器具を購入して業者さんに施工・取り付けしてもらうことです。

施主支給は一般的になりつつある反面、何を施主支給すべきなのか?保証はどうなっているのか?など分かり難い部分もあります。

しのっぴ大家は数多くの物品を施主支給してきたので、その実績を基に施主支給すべきものとそうでないもの、そして施主支給のノウハウについて紹介します

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施主支給の魅力

施主支給の魅力は何といってもリフォームのコストダウンです。

物件の管理会社や業者にリフォームを依頼すると、施工費の他に器具や建材にも利益を乗せて高額なリフォームになるケースがあります。

また、業者さんの「いつもの購入ルート」で購入してもらった物品が高額な場合もあり得ます。

これらの大家さんにとって不要なコストを削減するための手段が施主支給です

以前は施主支給を敬遠する業者さんもいました。

今では施主支給は一般的になってきたので、施主支給OKという業者さんも沢山います。

施主支給すべき物品

どのような物品を施主支給したら良いのでしょうか?

しのっぴ大家が2021年1月のリフォームで実際に施主支給した物品を以下に記します。

施主支給した物品リスト

施主支給したものは一般的な照明器具、火災報知器に始まり、洗面台、トイレなどの備品類、そして床材などの建材関係です。

基本的にはキッチン、ユニットバス、そしてドアなどの大物建材以外は全て施主支給です。

業者さんからは「施主支給で安いものを探して来てくれればOK」と言ってもらっているので、気兼ねなく、何でも施主支給しています。

施主支給する物品はネット上で最安値のものを選択し、購入しています。

下の写真は施主支給物を撮影したものですが、相当な物量であることが分かるかと思います。

施主支給した物品の写真

施主支給する際の注意点

施主支給する際にはいくつかの注意点があります。

まず床材ですが、床材はレンガ張りや乱張りなど張り方によって必要量が若干変わりますが、想定した面積の1.1倍~1.2倍程度の量を用意します

これは床材が足りなくなった時に施工日数が延び、人工代(にんくだい)が追加になるからです。

一方、残った床材は退去時の補修や次のリフォーム時に使えば良いので無駄になることはありません。

次に他の建材・設備は設置する場所を採寸し、それにあった大きさのものを選ぶ必要があります。

当然と言えば当然ですよね。

でも、ここを怠ると「入らない」等のトラブルが生じるので、重要なポイントです。

最後にトイレは床排水か壁排水かを確認しましょう。

これはリフォーム業者さんに聞いて、それにあったトイレを発注すればOKです。

施主支給しない物品

一方、施主支給しない物品もあります。

それは、施主支給よりも業者さん手配の方が安価なものとキッチン、ユニットバスです。

給湯器とコンロは急な給湯器の故障に備えてでも説明したように、ガス業者さんに依頼した方が安い場合があります。

しのっぴ大家は破格の値段で給湯器を仕入れられるので、給湯器とコンロは施主支給していません。

キッチンとユニットバスを施主支給しない理由

キッチンとユニットバスを施主支給しない理由は2つあります。

一つは施主支給よりもリフォーム業者さん経由で購入した方が安いこと。

もう一つは、煩雑なやり取りが必要になるため施主支給するメリットがありません。

例えばユニットバスはリフォーム会社に依頼しても組み立ては専門の業者さんの施工となります。

このため、施主支給ではリフォーム会社とユニットバスの組み立て業者のやり取りを仲介したり、施工図面の受け渡しもあり煩雑です。

ここでミスすると施工が滞ったり、余計な費用が発生するので施主支給には向きません。

施主支給によるリスクについて

ネット上には施主支給のリスクについて色々取り上げられていますが、しのっぴ大家は施主支給によるリスクを感じたことはありません

トイレや洗面台はそれぞれ6~7台入れ替えてますが、問題があったことは一度もありません。

トイレや洗面台の設備についてはメーカー保証が1年付いてますし、そもそも施工直後に水漏れを起こすような腕の悪い業者は淘汰されているはずです。

そして、次項で説明するチェックをすることでリスクを最小化できます。

リスク回避の重要ポイント

リフォームが終わって引き渡し時のチェックはとても重要です

施主支給した物品がきちんと設置・施工されているか?水漏れないか?等を厳しくチェックします。

そして、不具合があればその場で修正を指示します。

このようにすることで、施主支給に対するリスクは大幅に削減できます。

また、「細かくチェックするからね」という態度を見せることで、次回以降の施工もきちんとやってくれるようになります。

施主支給でトラブルになるのは引き渡し時のチェックを怠った場合であり、そこさえキチンと押さえておけば大きな問題にはなりません

ポイント還元も大きな魅力

最後に、ポイント還元について説明します。

しのっぴ大家は数多くの施主支給を行っていますが、全て楽天市場で購入しています。

理由は価格の安さに加えて、多量のポイント還元があるからです。

たとえばトイレは7~10万円するので、5%だと~5000円分のポイントがもらえます。

さらに、頻繁に色々なイベントがあるため、ポイント還元率が10%ということも多々あります

ネット上の最安値で購入する上に、ポイントが数%以上ついてくるのでとても大きなメリットです。

多くのものを施主支給すると多額の支払となるため、ポイント還元は大きな魅力です

楽天は楽天カード支払いで3%、楽天プレミアムカード支払いで5%のポイントがもらえます

まとめ

施主支給はリフォームのコストダウンには有効な手段です。

リフォーム会社に問い合わせ、施主支給OKの会社を選べば多くのものが施主支給可能です。

そして、引き渡し時のチェックをきちんと行うことでリスクを最小限に抑え込むことが可能です。

また、施主支給はポイント還元も大きな魅力なので、是非、有効活用してください。

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