玄関のリフォーム:明り取り窓で玄関の印象大幅アップ

部屋の第一印象は、玄関を開けた時に決まります。しかし、賃貸物件の玄関は一般的に薄暗く、特に印象に残らないケースが大半です。

でも、玄関に入った際の印象を向上できれば、部屋を探して見学に来た方へのアピールにもつながりますよね?今回は低コストで入居者さんにも好評な玄関のリフォームを紹介します。

しのっぴ大家がやった事ですが、玄関から廊下に続く壁に大きな明り取りの窓を作る事で、明るくすがすがしい玄関を実現しました

物件の競争力はトータルで競うものですので、玄関でも一歩リードできたのではないかと思っています。 まずは、リフォーム前(写真:左)とリフォーム後(写真:右)をご覧ください。

リフォーム前の玄関の写真
リフォームして明り取りの窓を作った玄関の写真

床をしのっぴ大家お勧めのWBPリフォームフロア(現:USUI-TA)のホワイトオークにしたこともありますが、部屋からの明りを取り込むことで玄関の印象が大きく変わった事が分かると思います。

しのっぴ大家は自宅でもこのようにしていますし、物件の部屋をリフォームする際には必ず大きな明り取りの窓を作っています。見学者の方の反応も上々で、多くの方に気に入ってもらえています

このような玄関の明り取りを導入するポイントを以下に記します。

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材料はガラスではなくアクリル板

明り取りにはガラスではなく、ガラス色の両面マット処理を施したアクリル板を用いています

このアクリル板は優れもので、どう見ても摺りガラスにしか見えません。

また、両面マット加工してあるため玄関から部屋の中は見えませんし、当然、部屋から玄関が透けて見える事はありません(下写真参照)。

このためプライバシーを損ねる事が無い反面、部屋からの明りは通すために玄関が明るくなります

部屋側から見た明り取りの窓の写真。 摺りガラス風にしているため、向こう側が透けて見える事はありません。

安全性を最優先

材料をガラスではなくアクリル板にした理由は、安全性を最優先に考えたためです。

玄関は買い物や宅配で重量物や大きなものが通ります。その際、壁にものが当たる事も多々あるため、ガラスだと割れる可能性があります。

また、入居者さんに小さなお子さんがいる場合、過ってガラスを割ってしまう場合もあります。大きなガラスが割れて砕け散ったら大惨事になるので、フィルムを貼ったとしてもガラスだと危険性を排除しきれません。

そこでしのっぴ大家は割れないアクリル板を用いる事にしました。 アクリル板って大丈夫なの?と気にする方がいるかも知れませんが、アクリル板は沖縄の美ら海水族館の黒潮大水槽の巨大な窓にも使われていて、それほど丈夫なのです。

窓の大きさと設置上の注意点

写真のアクリル板の大きさは900mm×1200mmで、厚さは5mmです。3mm厚でも設置可能ですが、若干ペコペコするので、可能であれば5mm厚の方が良いと思います。

また、アクリル板の大きさは、部屋の壁の大きさに合わせて決めると良いでしょう。その際、1点注意する事があります。アクリル板を壁いっぱいの大きさにしてしまうと、エアコンが設置できなくなる可能性があります。

このため、部屋側からどの大きさの窓をどこに設置するのかを決めた方が良いでしょう。

施工と費用について

このように大きな窓をつくるタイミングとしては、部屋と玄関の壁紙を張り替える時が良いです。

しのっぴ大家の物件は購入時点で築20年近くの物件なので、入居者さんが退去する際は部屋の壁紙を全て張替えるようにしています。 その時、色々なリフォームも行うので「ついで」に玄関の明り取りも作ってもらっています(大工さんからすれば非常に簡単な施工なので、追加料金が発生することもありませんでした)。

施工中の写真を以下に示しますが、大きく壁を切り取って、アクリル板を木材で固定するだけです。仕上げはクロスを巻き込みながら貼ってもらい、終了です。

明り取り窓を作って、リフォームしている時の写真。

このように、少し工夫するだけで玄関の印象は大きく変わり、物件の競争力アップにもつながります

気になる費用ですが、アクリル板は10000円前後です(大きさにより価格は変わります)。 費用対効果は大きいので、お勧めのリフォームです。

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