不動産投資で家族に反対されない説得の仕方:思考のバリアを取除いてからメリットを説明

不動産投資を始めようとしても、家族に反対されて進められない、、、という場合があります。

実際、「どうやったら家族に賛成してもらえるのか?」と相談を受けたこともあります。

また、「家族に内緒で不動産投資を始め、バレてこっぴどく怒られた」という大家さんもいました。

いずれも、家族の賛成が得られず苦労したという話です。

一方、しのっぴ大家は手順を踏んで家族と話をしたことで、理解を得られるどころか積極的に協力してもらっています。

男性と女性の思考の違いを理解した上で説得すると、きっと家族の協力を得られるはずです。

今回はしのっぴ大家の体験に基づく具体的なやり方を説明していきます。

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男性と女性の思考の違い

一般的に男性は「合理的」にものを考え、女性は「感覚的」にものを考える、と言われています。

即ち、男性は数字で判断し、女性はフィーリングで判断しやすいということです。

(この違いについてはこちらのサイトで非常に分かりやすく説明してあります)

不動産投資というか、賃貸経営は「数字で判断することが多い」ため、男性大家さんが多いのはこのためではないでしょうか。

では、「数字で判断した」男性が、女性に数字で説明したらどうなるでしょうか?

たぶん、理解されないです。

これは、直感的に「正しい」と判断できないからです。

不動産投資をやりたいんだけど」と旦那さんが説明しても、奥様からは「えっ!?なんでそんなことやらなきゃいけないの?意味不明なんだけど」と一蹴されるのはこのためです。

自分は数字で合理的と判断できたから、誰もが同じように理解できると思うのは大間違いです。

どうやったら「直感的」に分かってもらえるのか?を考え、対策する必要があります。

思考のバリアを取り除く

考え方の違いを表現したイメージ図

では、どうやったら不動産投資を理解してもらえるのでしょうか?

まず前提として、多くの人は不動産購入=マイホームと思っています。

「夢のマイホーム」という言葉があったように、結婚して子どもが出来たら次はマイホームという風潮があったので、このような思考となるのは仕方ありません。

ですが、ここでマイホームに関心が行ってしまうと不動産投資にGoがかかることは無くなります。

この点は不動産投資を始めようとする多くの人が理解していると思います。

ですが、分かっているからこそ、マイホームの話をせずに不動産投資の話を切り出してしまうのです。

その結果は上に書いた通りで、これでは上手く行きません。

では、どうするのか?

それは、マイホーム購入はリスクが高いことを共有するだけで良いのです。

そして、頭の中にある「マイホームを買う」という思考を取り除いてあげます。

その結果、残る選択肢は投資物件購入だけなので、このタイミングで不動産投資の話を切り出します。

・多くの人にとって、不動産を買う=マイホームを買うという思考です。

・不動産投資に目を向けさせるためには、マイホームを買うという思考を取り除くことが重要。

マイホーム購入はリスクが高い

しのっぴ大家は賃貸物件を購入するずっと前から、知り合いの大家さんに何度も「賃貸物件を買う方が、マイホーム購入よりもリスクが低い」と言われてきました。

当初は全く理解できませんでした(笑)。

でも、家を探し始めると「マイホームはリスクが高い」と分かるようになりました。

まず新築の戸建ては、築20年程度で建物の価格がほぼゼロになります。

新築のマンションは購入直後に価値が低下し、20~30年後の売却額は…という状態です。

このように、一生懸命貯めたお金が千万円単位で消えていく可能性があるのです!

そして、サラリーマンには転勤の可能性もあります。

これらのことを諸々考えると、恐ろしくて家を建てる気にはなりません。

このような実情を家族と共有すると、おのずとマイホームのリスクを認識してもらえます。

しのっぴ大家は妻とマイホームのチラシを見ながら具体的なリスクについて色々話をしました。

色々な物件を見て、一緒に考えることで「マイホームは高リスク」との共通認識になりました。

マイホームのリスクについてはこちらの記事に詳しく書いてあるので、参考にしてください。

マイホームという選択肢が消えてから「不動産投資」を切り出す

不動産購入の選択肢を示した図

マイホームという選択肢が消えたら、いよいよ真打の登場です。

不動産投資の話は、このタイミングで切り出します。

この時はフワッとした不動産投資の一般論を話すのではなく、物件の資料を使って具体的に説明すると良いと思います。

具体的な話をすることでイメージが湧きやすく、「直感的」に正しいと理解してもらえます。

しのっぴ大家は知り合いの大家さんからもらった物件の資料を使って説明しました。

駅近でほぼ土地値で買える物件だったため、即「良いね!儲かりそう」となりました。

最初の物件は、中古のアパート1棟がリスクが低くお勧めです

リスクが高そうと思われると、そこで思考のシャッターが下りて投了となります。

可能な限りリスクが低い物件を用いて説明すると理解が得られやすいです。

まとめ

賃貸経営を始めるにあたり、家族の協力はとても重要です。

ですが、いきなり不動産投資の話をされてOKを出す人はまずいません。

また、一度思考のシャッターが下りると、それをこじ開けるのはとても難しいです。

このため、頭の中にある余計な選択肢を取り除いてから、不動産投資の話を切り出すことが大切です。

このようにすることで、きっとご家族の協力が得られるようになると思います。

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