外階段や玄関にタイルを使うケースは多いと思います。
タイル張りは綺麗なので好きなのですが、タイルは割れたり欠けたりすると補修が厄介です。
数枚の補修でも、業者さんに頼むと想定よりも高額の費用を請求されます。
これはタイルの値段というよりも、人件費の方が高いからです。
例えば、2枚のタイル補修でも20枚のタイル補修でも大して費用が変わらないのはこのためです。
このように業者さんに頼むと高いタイル補修ですが、DIYで補修可能なんです!
タイル数枚の割れ・欠けであれば、30分もかからずに簡単に補修できます。
今回はタイル補修のやり方を説明していきます。
タイル補修に必要な道具
タイル補修に必要な道具は以下の通りです。
- ワイヤーブラシ
- 手袋
- 補修材
- ぼろ布
補修箇所が大きい場合にはヘラを使った方が綺麗に仕上がりますが、タイルの割れ・欠け程度であれば「指」を使った方が早いので、しのっぴ大家はヘラは使いません。
実際の作業:①タイルの割れ補修
では、実際の作業に移ります。まずは、タイルの割れ補修です。
補修前の状態を左下に、補修後の状態を右下に示します。


まずはワイヤーブラシで割れた面を綺麗にします。
ここでは頑張ってすごく綺麗にする必要はなく、ある程度綺麗になっていればOKです!
次に使うのは右写真に示す「床用ひび割れ補修材(コンクリート用)」です。
使う前によく振って、全体を均一にします。
そして、ひび割れ箇所に沿うように補修材を載せていきます。
イメージとしてはモルタルが「ブニュー」と出てくる感じです。
指で補修材をひび割れ部に押し込むようにして注入します。
そして、はみ出た補修材をぼろ布でふき取って終了です。
作業に要する時間はひび割れ1か所対して5分~10分程度で、あっという間に終わります。
そして、タイルの補修程度であれば補修材の使用量はごくわずかなので、1本あれば相当使えます。

1点、大切なことを忘れていました。
指で補修材を押し込む時、手袋はちゃんと使いましょう!
お勧めは「クアラテック手袋」です。
この手袋は薄く、尚且つ指にフィットするので、指先を使う作業時にも違和感なく使えます。
しのっぴ大家はDIYで作業する時はいつもこの手袋を使っています。
実際の作業:②タイル欠けの補修
次はタイルの欠けの補修作業です。
今回は欠けたタイルの破片が見つかった場合の補修です。
この場合、作業としては非常に簡単で、1分で終わります!
まずは割れたタイルの補修と同様、ワイヤーブラシで綺麗にします。
次に、欠けたところに補修材を「ムリムリ」っと出します。
最後は欠けたタイルの破片をグリっと押し付けて終了です!!



補修後はどこが欠けたのか?分からないくらいになっていると思います。
補修後の耐久性も問題なく、欠けたところが再び剥落することはありません。
まとめ
「床用ひび割れ補修材(コンクリート用)」は作業性、コスト、耐久性の3拍子揃った優れモノです。
これを使うと、外注すると何万円もするタイルの補修が、DIYで簡単に補修できます。
また、失敗する事はほとんどないので、初めての人でも安心して取り組めます。
最後に、タイルの割れや欠けが生じる原因に振動・衝撃という物理的な要因の他に、下地の鉄筋のさびが原因のことも多々あります。
さびによるタイル劣化については根本的な対策もDIYで可能なので、こちらの記事を参照して下さい。