栄養価が高く、長期保存も可能な干し柿。
自分でも簡単に作ることができます!
でも、最初は失敗しないか心配ですよね?
今回は干し柿作りの詳細と、失敗しない工夫をお伝えするので、この記事通りに作れば美味しい干し柿を作ることが可能です。
干し柿作りの手順
干し柿作りの手順はとてもシンプルで、主な工程は以下の通りです。
・柿を購入(←当たり前ですが)
・柿の皮むき
・熱湯消毒
・あとはひたすら干すだけ
干し始めて2~3週間して表面が固くなったら一度、柿を「もみもみ」します。
さらに2~3週間後にもう一度「もみもみ」してあげると、美味しい干し柿の出来上がりです!
気を付ける点や工夫する点を交えながら、各工程の説明をしていきます。
干し柿用の柿の選び方
干し柿と言ってもいくつか種類があります。
市田柿、あんぽ柿、枯露柿などなど。
今回作るのは「枯露柿」で、お勧めの柿は「甲州百目柿」と「大和柿」です!
こちらのサイトでも人気のある柿として、甲州百目柿と大和柿が1位と2位になっています
<干し柿にした時の特徴(しのっぴ大家の所感です)>
・甲州百目柿:とても甘く大振りの干し柿。高級枯露柿として売られています。
・大和柿:大きさは甲州百目と同等~やや小ぶり。穏やかな甘さが特徴
甲州百目柿、大和柿は甘さに違いがあり、しのっぴ大家は甘いモノが食べたい時は甲州百目、お茶を飲みながらなら大和柿という感じで気分によって食べ分けています。
どちらの柿も干し柿の作り方は全く同じで、今回購入したのは甲州百目柿です。
下写真の箱には「甲州百匁柿」と書いてありますが、発音は「こうしゅうひゃくめがき」です。
「ひゃくもんめがき」がいつの日か「ひゃくめがき」に変わったみたいです。
また、名の通り百匁=375g前後の大きな柿です!(下右写真参照)。
柿の皮むき
干し柿作りの最初の工程はヘタの周りの葉切りです。
その後、皮をむいていきますが、ピーラーを使うと非常に楽です。
次に、ヘタをひもで縛っておきます(左写真)。
約20キロの柿をむき終わるのに子どもと二人でやって約1時間くらいです。
意外なほど簡単に皮むきは終わります☆
失敗ゼロのための工夫
皮むきが終わったら次は熱湯消毒ですが、その前に一工夫しておくと失敗がありません!
干し柿作りの失敗はカビ、落実、虫の3点です。
甲州百目柿は300g以上と重いので、干しているとヘタが外れて実が落ちることがあります。
また、柿に虫がたかることもあり、こうなると食べる気ゼロになりますよね?
この対策として有効なのが、キッチンの水切りネットです。
右写真のように使うと安い上に効果抜群です!
熱湯消毒
最後は熱湯消毒です。
紐で縛り、ネットに入れた柿を熱湯に10秒くぐらせます(下写真参照)。
以上で干し柿作りがほぼ終了です!
柿を干す
熱湯消毒が終わったら、あとは干すだけ。
気温が高いと柿が痛むので、日中の気温が20℃以下が干し柿作りの目安のようです。
干し始めて数日で柿の表面が乾きます。
ネットが柿の表面についていることが多々あるので、ネットを伸ばして柿の表面からはがしてあげます。
干し始めてから2~3週間で全体が柔らかくなるので、そのタイミングで実をもみもみします。
さらにその2~3週間後、今度は実の乾燥がだいぶ進んできているので、そこでも一度、もみもみしてあげましょう。
そうすることで渋が完全に抜け、均一で美味しい干し柿が出来上がります!!
まとめ
買うと高い干し柿ですが、失敗せずに簡単に作ることができます。
また、干し柿は自分で作ると、干す期間によって少し柔らかいあんぽ柿~しっかり干した枯露柿まで自在に作り分けることが可能です。
我が家では毎年40kg前後の柿を干していますが、干す期間によって色々な味を楽しんでいます。
あまった干し柿はラップでくるみ、ジプロック等にいれて冷凍することで1年以上保存可能です。
ちなみに、干し柿は糖度が高いため、冷凍庫に入れても凍りません!
栄養価が高く、長期保存も可能な干し柿作り、お勧めです!!