驚きの除湿能力:エコウィンハイブリッドで猛暑でも快適生活

輻射式冷暖房、エコウィンハイブリッドを使い始めて数カ月が経ちます。

「洞窟の中にいるような涼しさ」と表現されることがある輻射式冷房ですが、実際は「カラッとしている五月晴れ」という感覚です。

エコウィンハイブリッドは除湿能力が高く、ハイプ(この中に冷媒が通り、除湿しながら輻射熱を吸収する)を見ていると、表面にどんどん水滴がたまり排出されていきます。

この除湿された水の量ってどれくらいなんだろう?と疑問に思ったので、8月中旬に水の排出量を調べてみました。

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輻射式冷暖房とは?

空調と言えば、一般的には空気を直接冷やしたり温めたりする「エアコン」です。

これに対し、輻射式冷暖房は「熱」の移動を利用した冷暖房システムです。

夏は空気を冷やすのではなく、部屋の壁や床が冷えて快適な空間になるというイメージです。

冬は床暖房の壁版というイメージで、ぽかぽか暖かくなるというシステムです。

輻射式冷暖房の原理を説明した写真

実際には エアコンとエコウィンハイブリッドが連結されていて、エコウィンハイブリッドのパイプの中にエアコンの冷媒が通っています(次写真参照)。

エアコンを動かすとこのパイプが冷えたり、温まったりして部屋全体の冷暖房となります。

エコウィンハイブリッドの大きさは幅86cm、高さ235cmもあるので、大きな面積で部屋を冷やしたり温めたりしてくれます。

エアコンとエコウィンハイブリッドを連結した写真。
冷媒が通るパイプの位置を説明している。

驚きの除湿能力!

実際どれくらい除湿できるのか?を確認してみました。

確認したのは8月中旬の最も暑い時期。

気象庁のデータでは日中の最高気温が33.5℃、その時の湿度は72%でした。

蒸し暑い夏の典型的な日ですね。

一方、エコウィンハイブリッドを冷やすエアコンの設定温度は27.5℃、微風運転です。

エコウィンハイブリッドのパイプを見ていると、どんどん結露して水が排出されていきます。

日中、1時間~1.5時間おきに排出された水の量を計測して、グラフにしてみました(次参照)。

エコウィンハイブリッドから排出されるドレインの量を示した写真

ドレインのホースの先にバケツを置いて水の量を計測したのですが、どんどんと水が溜まってきます。

その量は1時間あたり平均で835g!

24時間だと単純計算で20Lもの水が除湿されることになります。

1日でポリタンクがいっぱいになるというイメージで、驚きの除湿能力です。

実際の温湿度と暑さ指数

次に、実際の温湿度はどうだったのか?確認します。

日中の温湿度はほぼ安定していて、温度はだいたい27℃、湿度は50~55%くらいでした。

気象庁のデータによると、しのっぴ大家が住んでいるエリアの5月中下旬の最高気温が25~27℃、その時の湿度が50~60%くらいだったので、まさに五月晴れのカラッとした天気と一緒です。

次に、熱中症危険度をチェックする暑さ指数(WBGT)がどうなっているのか?を見てみましょう。

最近は室内でも熱中症で死亡するケースが増えているので、暑さ指数は要注意のポイントです。

WBGTの表に室外と室内の温湿度をプロットしたのが下の図になります。

エコウィンハイブリッド稼働により暑さ指数(WBGT)がどのように変化したのか?を示す写真。

室外では赤のゾーンにプロットされるため、熱中症の危険度はかなり高い状態です。

一方、エコウィンハイブリッドを稼働した室内では紫色のゾーンとなり、危険度は低くなっています。

暑さ指数(WBGT)は湿度の影響を大きく受けるため、除湿能力が非常に高いエコウィンハイブリッドはとても優れた熱中症対策になっていることが分かります。

まとめ

エコウィンハイブリッドのパイプを見ていると、面白いように結露し、水滴が排出されていきます。

真夏でも「五月晴れのカラッとした空気」は非常に快適です。

ちなみに、エコウィンハイブリッドは動くところは全くなく、28畳という部屋の大きさにはおよそ似つかわしくない小さなエアコンが微風運転で動いているだけ。

音も非常に静かですし、エアコンを起動するとすぐに結露が始まり冷え始めます。

快適な夏を過ごしたい方にはエコウィンハイブリッドは非常にお勧めです。

エコウィンハイブリッドの設置費用や詳細については、こちらの記事を参照してください。

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